新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響により、経済的な損失を被った個人事業主・中小法人を対象に、最大200万円を支給する『持続化給付金』の申請受付が令和2年5月1日(金)~ 令和3年1月15日(金)の間で実施されます。
- 持続化給付金 - 中小企業庁公式HP
▼前年比で売上が50%以上減少した個人事業主・中小法人が申し込み可能な給付金制度。
非常に有用な制度であり、通常であれば2週間ほどで入金されます。
しかし、場合によっては2週間以上かかったり、意味不明な不備メール(不備通知)が届いて、いつまで経っても入金されないこともあります。
私の知人の個人事業主にも、不備がないのに不備メールが届いたり、申請から3週間以上経過しても何の音沙汰もないという例がありました。
そこで今回は、『持続化給付金』が中々振り込まれない場合の対処法について、ケース別に分かりやすくまとめて紹介していきます。
目次
ケース①:申請から2~3週間が経過しても入金されない場合
『持続化給付金』は、通常であれば2週間を目途に入金されます。
しかし申請が多数集中したり、一部の特例を使って申請した場合には、2週間経過しても何の音沙汰もないことがあります。
正直、事務局側のマンパワーにも限りがあるため、2週間を多少オーバーしても仕方がない部分もあります。
なので、申請後2~3週間までの期間であれば、ひとまず大人しく待っていましょう。
もしも3週間(21日)以上経過しても進展のない場合は、次の "ケース②" に進んでください。
ケース②:申請から3週間以上経過しても入金されない場合
申請から3週間(21日)以上経過しても進展のない場合は、さすがに遅いと言わざるを得ません。
この場合は、事務局側に審査の進捗状況を確認してもらうように依頼しましょう。
ただし、"サポートセンター(電話)"や "LINE窓口" に問い合わせたとしても、明確な回答が得られる可能性はほぼ無いため、ハッキリ言って無駄です。
なので、全国各地に設置されている『申請サポート会場』に直接足を運ぶことをオススメします。
- 申請サポート会場とは(予約受付)- 持続化給付金
上記のサイトから予約を行ったうえで、会場を訪れてください。
▼ほとんどの会場が、このように開けた空間にてスタッフが個別に対応してくれます。
なお、訪れる際は以下のものを用意していきましょう。
会場に持っていくべきもの
- 申請者番号が分かるもの(申請画面の印刷がオススメ)
- 申請書類一式(念のため、会場にて不備の無いことを確認してもらいましょう)
会場を訪れたら、担当のスタッフに対して『3週間以上経過しても入金されない旨』を伝えてください。
私の知人が実際に会場を訪れ、中々入金されない旨を伝えたところ、スタッフが事務局側へ電話で直接確認してくれたようです。
そして、その数日後には入金されました。
私の知人の例
- 5月15日:申請(個人事業主・青色・特例B-1・90万番台)
- 5月末:赤枠点灯
- 6月7日:3週間以上経過しても入金されないため、サポート会場を訪れてスタッフに確認してもらう。⇒ 数日中には入金されるとの回答。
- 6月8日:赤枠が消える
- 6月9日:入金
通常であれば、申請者は審査を行っている事務局側へ直接問い合わせることはできません。
しかし、申請サポート会場を経由することで、間接的ではありますが自身の進捗状況について問い合わせることができ、何らかの回答が得られる可能性があります。
そのため、3週間以上経過しても音沙汰の無い場合は、申請サポート会場のスタッフに事情を伝えることをオススメします。
ケース③:意味不明な不備メール(通知)が届いた場合
給付金申請を行った方の中には、稀に意味不明な不備メール(通知)が届くことがあります。
▼私の知人が実際に受け取った不備通知。
上記の通知では『口座情報』と『売上台帳』についての不備が指摘されていますが、知人曰く "まったくの的外れな指摘" とのこと。
私も実際に知人の申請データを確認しましたが、不備どころか何の問題もありませんでした。
そもそも持続化給付金の審査を行っているのは、電通の下請け会社の社員(一般人)であるため、各種申請書類に関して十分な知識があるかどうかは甚だ疑問です。
そのため、本来問題の無いはずの申請書類に対して不備の連絡が来ることもあるのです(サポート会場の担当者が認めました)。
もしも何の不備があるのか分からない通知が来た場合は、ケース②の場合と同じく『申請サポート会場』に足を運びましょう。
なお、修正&再申請する前に訪れることを強くオススメします。
持参するべきものは以下の通り。
会場に持っていくべきもの
- 申請者番号が分かるもの(申請画面の印刷がオススメ)
- 申請書類一式(不備がないことを確認してもらうため)
- 不備通知の写し(赤枠の内容)
上記の中で『不備通知の写し(赤枠の内容)』を見せることを忘れないようにしてください。
会場にてスタッフに不備通知内容を見せたうえで、申請書類一式を確認してもらい、不備の無いこと・不備通知の内容が誤っていたことが確認されれば、ケース②の場合と同じく事務局側へ問い合わせてもらうことができます。
一番頼りになるのは『申請サポート会場』のスタッフ
以上が、中々入金されない or 意味不明な不備メールが届いた際の対処方法です。
内容を見ても分かる通り、何か不明な点・困った点がある場合は『申請サポート会場』のスタッフを頼りましょう。
他の申請者の方々も述べていますが、"コールセンター(電話窓口)" や "LINE相談窓口" は ほとんど役に立ちません。
やはり対面で相談できる点はかなり強いため、申請してから音沙汰の無い期間が長期にわたって続く場合は、躊躇なくサポート会場を訪れましょう。
- 申請サポート会場とは(予約受付)- 持続化給付金
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